Fortunate Link―ツキの守り手―



「じゃあ、ブラックは月村さんがやるにしても、後の二人は?」

白石さんが尋ねる。

「しょうがないからどうにか省いてやっていこうか、って話になってるらしいんだけど…」

妹分Aが顔をしかめて言う。

それを聞いて「おいおい、大丈夫か」と思った。

半月ソルジャーは少々雑魚キャラなので、居なくても物語の進行上、支障は無いのだとしても、グリーンの不在はかなりマズイんじゃないのか?

そう思っていると、

「良ければ、私がグリーンの役やるわよ」

白石さんがそう買って出た。

「えぇっ!いいんですかぁ?!」

食いつく妹分B。

「…でも、今から台本見て間に合うかなぁ~」

心配そうに妹分A。

「大丈夫よ。アドリブでやるから」

平然と答える白石さん。

本当に大丈夫なのか、それ。

「いいんじゃねぇの?
私も台本なんて一回も目を通しちゃいねぇし」

アカツキがしれっと言う。

お前もアドリブでやるつもりなのか。


不安要素てんこもりななか、俺達はぞろぞろイベント会場へと向かった。