白河さんは私たちオレンジチームの副団長
応援団のメンバーでもないのになぜ呼ばれるのはわからなかったけど先輩たちについていった
その判断が間違いだったと気づいたのは今は使われていない体育館倉庫に着いたとき
もっと美里ちゃんの忠告を聞いておくべきだったんだ...
「あの、白河先輩の姿がみえないんですけど......」
おずおずと質問をしてみると高笑いを始めた先輩方
「え、ほんとに呼ばれたと思ってたの?あんたバカじゃない?」
「なんで私たちがいるかわかってる?」
赤い先輩、緑の先輩が口々に言う
でも私はなんで呼ばれたか全然わからない
だって知らない先輩だから
「なんとか言ったらどうなのよっ!」
黄色の先輩が私を押してきて、その力が思ったより強くて私は尻餅をついてしまった
「...っ!」
足を少し捻ったみたいですぐに立ち上がれそうにない
私がなかなか反応を見せないので先輩方はしびれを切らしたよう