他にもゴールしたとしたときに、お題に沿っていないと再挑戦になるんだとか
特別カードもあるらしく、まだそれは誰も引いていない
「では、借りもの競争男子の部、ラストです」
スタート合図と同時に走り出した中に、柊哉くんと智哉先輩を見つけた
「おおっと!特別カードを引いたのはなんと呉澤兄弟!?彼らのカードには何が書かれているのか!」
アナウンスを聞いて女子たちが、「絶対、好きな人とか大切な子だよね?」とざわめき始める
「柊哉くぅ~ん、私ここだよー!」
「私を選んで、ともやー!」
筆頭になったのは3年生女子の先輩方
みんな2人に選んでもらいたいみたい2人の名前を呼びながら前のめりになっている
「キャー、2人ともこっち来たよ」
「うちらかな?」
「呉澤兄弟には好きな人がいるって有名な話だもんね」
「選んでほしいな~」
私たちより前にいた子たちのトーンがあがってる
「桜!」「桜先輩!」
なのに、女子の集団を掻き分けて彼らが呼んだのは私
なぜ呼ばれたのかわからず美里ちゃんを見ると意味深に微笑んでいた
「どっちかくらい私を呼びなさいよねー」
なんて文句を言う彼女に私は手を引かれて2人のもとへ



