私は二人の腕を掴んで止めた…。 「もぉ!!仕方ないでしょ 明後日行くんだから!」 「…でも…」 「大丈夫!! ただ一緒に遊ぶだけでお金貰えるから! そんな華波が 考えている事程重くないって」 瀬奈は自信満々で言った。 本当は…。 本当は少し怖い…。 けど、ここで一言でも “イヤ” って言ったら… クラスのリーダー的存在の… 瀬奈にいじめられてしまう…。 私は少し おびえながらも 恐る恐る歌舞伎町に 瀬奈と織香と一緒に向かった。