≪あとがき≫

まず、私が言いたいこと。
ーそれは“命の重み”です。

今、大阪では二日に一人は必ず、
HIV感染者が増えています。

軽い気持ちでする性行為。
そして毎日「朝を下さい」と願う人々。

毎日は当たり前ではない。

一つだけしかないその命について考えてほしくてこの作品を作りました。

まだまだ、ガキの私がこんなに生意気な作品をかくことはどうかと思い、
何度も削除ボタンを見つめました。

丁度、「星愛空」を連載していた頃、
私は色々なことに悩み、
色々なことでたくさんの読者様や
ファンの皆さんに迷惑をかけてしまいました。


退会するか、しないか。

そのことでどんなに
たくさんの人を頼ってしまったかーー…。

私は結局、
退会をして、もう一度1からやり直しをする。
という手段を選びました。


前まで、私も華波と同じですごく弱い人間でした。何か苦しいや、悲しいことがあると、いつでも手首に刃物を当ててしまっていました。

すごく、ものすごく弱い人間です。

絶えることができない。
簡単に死を選ぶ人間でしたー…。

でもそんな時、
私を支えてくれたのは友達でした。

私には親友と呼べる友達が一人もいません。
みんな薄く、浅い関係です。

でもそれでも支えてくれたのは友達でした。

だから皆さんも、
大切な人を見つけてください。

きっと人間は一人では
生きていけないと思うんです。