“私…今は恋しないのーー…”
“えぇ?なんでぇよ”

…………だって………

“恋…できないんだぁ…”
一瞬静まり返る携帯の奥。

“そうなんやぁ…
どんな理由があるかしらんけど…いつでも相談してええねんでー…”
汐菜ちゃんは一番に私のこと想ってくれる…。
私がここまでこれたのも汐菜ちゃんのおかげかもしれないー…。

“……ありがとぉ…”

“うんー…ごめんなぁ~!また電話する…!”

“うん…バイバイ………”


私は電話を切った。

恋ってー…なんだろー…。

私は要君に恋してたのかなぁー…。
何故かあの日を思いだすー…。









=====================

「痛……ッ……やめてッ……」

「好きだー…華波ー…」






=====================








私が純粋を捨てた夜ー…。

あの時から私は恋をしてたのー…?
ねぇー…恋してたのー…?