星愛空~届かなかった手紙~





「い…たい…」



私の声とともに
赤い血が足の間からドロドロと流れる。


最後に私が発した言葉はこれだけだった。





『…………華波。好きだ…』




そんなことば嘘。
嘘だよ。

信じられない…。
もう信じれないよ。


要君は約30分後に私から離れた。

私も静かに涙を流して
ぐったりと座っていた。


「華波…さぁ俺のこと好き?」



要君はお財布を開きながら言った。

好きなわけ…ない。


大嫌い。



――――ドンッ。


私はその瞬間、立ち上がり
要君を椅子から押し落とした。


そして要君が手に持っていた財布を
奪って、
走って逃げた。


もう顔も見たくない!

もう声も聞きたくない!

もう…もう!!

もう、信じたくない!!!



溢れたのは
私の心の悲しみと虚しさと
一筋の涙だったー…。