「……あいたい…」

「いいよ。会おう!
俺、学校まで迎えに行くからツ!!」


要君はいつだって私に気を使ってくれる。

「え?!発作なっちゃうよ!私が行く!」
「心配すんな!!俺がいかねぇと
昨日の借り返せねぇだろ!!」


……………昨日の借り?
プラネタリウムのことかな。


ーーーーーーそれとも泣いたことかな。

「分かったぁ~4時に正門で待ってるね。」

「うん!待ってろ~」


お弁当を食べ終え、要君との電話を切った。

そして私はお弁当箱と携帯電話を持ち
屋上を出て、教室に戻った。