「も、問題大ありです!! わたしの知ってる梵木くんじゃないのですが!」
「へー、それで?」
「梵木くんの豹変ぶりがすごすぎてですね!」
「先輩、人には裏表があるって聞いたことありません?」
ウラ、オモテ?
「いや、えっとぉ、梵木くんはそんなのないと思ってまして」
「僕も人間なんで裏くらいあるし。普段はうまく隠してるけど」
うまく隠しすぎて、裏を見たときの衝撃がものすごいのですが!!
「僕、人にいい顔するの得意なんで。憧れの優等生でいれば、何不自由なくみんな勝手に僕を慕ってくれるし」
梵木くんが喋るたびに、ますます混乱してきたよぉ……。
「別に気持ちとかこもってなくても、それなりの声のトーンで表情を作っておけば、それらしい感じになるんで」

