少しだけ柚和くんの様子に違和感。 すると、お兄さんの目線がこっちに向いた。 「あっ、えっとお邪魔してます……!」 「あぁ、どうも。柚和のことよろしくね。少しひねくれてるけど、根はすごくいい子だからさ。兄の俺が言うのもなんだけど」 「えぇっと……」 「それじゃ、俺はこれで。ふたりの時間邪魔しちゃってごめん。俺も外で待たせてる人いるからさ」 柚和くんのお兄さんは、ささっと家を出ていった。 なんとも絶妙なタイミングだったというか。 いま柚和くんとふたりっきりなの、結構気まずい……。