「今はメガネ邪魔かも」
「な、なんで?」
柚和くんが前のめりでグッと近づいてきて。
軽くクイッとメガネをずらしながら。
「キスしにくいから」
「へ……」
驚いてる間に、柚和くんがゆっくりメガネを外した。
「もっと近づかないと咲桜先輩の顔よく見えない」
「ま、まって……唇あたっちゃう……っ」
相当目が悪いのか、構わずグイグイ近づいてくる。
「先輩っていちいち煽るような反応するよね」
「ふへ……?」
「……俺の理性試してるの?」
「柚和くん……っ。いろいろおかしい、よ……っ」
「なにが?」
「こうやって触れるのは、違う……気がするの」
今さらこんなこと言うの遅すぎるけど。
でも、ここでちゃんと言わないと……。

