「む、むり……っ」
「真っ赤な顔してる先輩も可愛いのに」
惑わされちゃ、流されちゃダメなのに。
柚和くんに甘く攻められると、拒否できなくなってる自分がいるのも事実で。
「咲桜先輩」
「っ……」
耳元で名前を呼ばれただけなのに、異常なくらいのドキドキ感。
いま柚和くんと目が合ったら――。
「ぅ、くしゅん……っ」
「ちょっとイジワルしすぎちゃいましたね。風邪ひくといけないんで、すぐシャワー準備してきますね」
あ、危なかった……。
へなへなっと足元から崩れちゃいそう。
それに、今もまだ心臓がドキドキうるさい。
完全にペースを乱されて、柚和くんにされるがままになってる。

