わたしが悩んでるなんて、柚和くんは知る由もなく。
結局、キスのことには触れないまま。
あっという間に放課後を迎えた。
本当なら、今日はこのまま柚和くんと顔を合わせることなかったのに。
急きょ風紀委員が集合をかけられて、委員会が開かれることに。
しかも委員会が終わったあと、わたしと柚和くんはすぐに帰れず。
今朝の活動の報告をまとめるために居残り。
――で、今ようやくすべて終わって帰るところ。
なんだけど。
どうしてこうも、柚和くんとふたりっきりになることが多いのか。
神様イジワルすぎないですか……?
「ふぅ……やっと帰れる」
「委員会もあったし、結構遅くなっちゃいましたね」
柚和くんは相変わらず平常運転のまま。

