猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。




「しかも、ちゃっかりイケメンゲットしてるあたり、お前やっぱすごいわ~。さすが理想高いだけあるな~。彼氏もお前の見た目に騙されてるだけなんじゃねーの?」


スカートの裾をギュッと握って耐えてると。


その手の上に……柚和くんの手が優しく重なった。


手から伝わってくる温度に、不思議と安心する。


「顔の可愛い彼女連れて周りに自慢したいとか?」

柚和くんが悪く言われるのは違う。


さすがに度が過ぎてる。


わたしが何か言わなきゃ、柚和くんにまで嫌な思いさせることになるから。


「つ、鶴木く――」

「僕は、咲桜先輩のそういうところもぜんぶ含めて可愛いなって思いますけど」


今までずっと黙ってた柚和くんが口を開いた。