猫をかぶった完璧イケメンくんが、裏で危険に溺愛してくる。




つないでた手もやっと離してくれた。


が、しかし……やっぱりふたりっきりは気まずい……。

歩いてるときも、電車に乗ってるときもお互い無言。


あっという間にわたしの家の最寄り駅に到着。


こ、これ一緒に帰ってる意味ある?


そう思っちゃうくらい、何を話していいかわからなさすぎて。

気まずい空気のまま解散……かと思いきや。


「あれー、もしかして那花じゃね?」

「え……あっ、鶴木くん」


うわぁ……なんてバッドタイミング。


中学の同級生だった鶴木くんとばったり遭遇。


「すげー偶然じゃん。中学卒業以来じゃね?」


「そ、そうだね」


鶴木くんとは中学3年間ずっと同じクラスだった。

クラスメイトとして話すくらいの仲だったけど。