「じゃあ、お化け屋敷」
「……そうきたか」
橙哉の笑顔が引きつっている。
「昔から心霊番組とか好きだったもんな、桃香は」
「イヤならいいって。橙哉の好きなやつで」
「いや、俺も男だ。好きな女の願いくらい、叶えてやれなくてどうするってんだ」
青い顔をしながらも、親指を立ててみせる橙哉。
ほんと、昔から怖がりなんだから。
「心霊番組、一緒に見よ」っていくら誘っても、「見るだけで呪われそうだからムリ」って断るんだもん。
「……そうきたか」
橙哉の笑顔が引きつっている。
「昔から心霊番組とか好きだったもんな、桃香は」
「イヤならいいって。橙哉の好きなやつで」
「いや、俺も男だ。好きな女の願いくらい、叶えてやれなくてどうするってんだ」
青い顔をしながらも、親指を立ててみせる橙哉。
ほんと、昔から怖がりなんだから。
「心霊番組、一緒に見よ」っていくら誘っても、「見るだけで呪われそうだからムリ」って断るんだもん。



