「甘雫、スマホ出して」
私と連絡先を交換してくれた彼は、『やっと交換できた』と安堵と喜びに満ちていた
その後、撮ってもらった写真を送ってくれた
「甘雫、抱きしめても良い?」
「うん」
休憩時間が終わっちゃうとクラスメイトが戻ってくるから
今まではお昼に話すだけだったのにこんなに近くに感じる
彼の温もりに包まれる私
お互いにお互いをチャージし合っている状態
「わるかったって陽葵ー!この後の休み返上して働くから」
遠くからでも聞こえてくる上山くんの声
もう離さないといけないなんてなんだか名残惜しい
けど離さなくちゃ
これだけは絶対に伝えたい
彼に回していた腕をほどく



