「私、律屋くんが好き」
ずっと言えなかった
でもずっと言いたかったこの言葉
サイダーみたいに湧き上がってくる泡は弾けても消えずにどんどん増えていく
「ありがとう、小路さん。ここで少しだけ待ってて?」
そう言うとテラスへ出ていった彼
返事はいつでも良いんだけど、これっていったいどういう状況なんだろう
なかなか戻ってくる気配がない
テラスへ出たってことは、教室にいるってことだよね
私もテラスから教室へ行ってみる
「え、小路さん?!」
「律屋くん、何か…作ってる、の?」
「うん、もうできた。これ小路さんに」
手渡されたのは、私たちのクラスで売っているモクテル
だけど、ドリンクメニューには載ってない



