はじけた想いは。

「小路さん、みなさんにビラ渡してもらってもい?」

「わかった」



どうぞと手渡していくけど、みんな受け取り方が雑すぎる
ピッっと奪うように取るから破れないかひやひやした



そんな出来事が何回か繰り返されて、私の手元にあったビラは配りきって終わってしまった
これは全部彼のおかげ



「終わったー。休もう」



陽葵からも許可は得てるしぶらぶら回ろう
そう言ってくれた彼に、そうだねと返す



「小路さん、行きたいとこある?」

「えっと…あれ、とか?」



律屋くんと行けるとこならどこだって楽しいと思う
回りたい店の候補くらい考えてればよかったかもなんて落ち込む