熱いランタンの光と。

 次の日から、学校に行ってない。

 部屋の戸がノックされた。はあ、もう部活が終わったのだろうか。

「翼よ。入っていい?」

「いいよ。」

なぜか、いいよと、躊躇わずすんなりでてきた。僕は口を思わず触ってしまった。

「もう8時じゃん。なんでまたきたの?」

「あんたが心配だから。」

 翼は買ってきたスポーツドリンクとゼリードリンクを広げながら言った。

 そのうちの1つは、僕の口に突っ込まれた。ブドウ味だった。

 でもゼリードリンクさえ、あまり喉を通らなかった。

「あんた、寝てないの?」

「…寝られない。」

 自分でも苦しい声が出たことに気づいた。
 かなり苦しい声だった。涙もたくさん出ていた。なんで、今は翼の前なのに。

 そう思ったのに、止まらない。そして僕は言ってしまった。