ひとたらしどうし

「だって別に、服は欲しくないし、アクセサリーは、この、イチゴしかいらないし。ご飯も、叶夢さんといっしょに作るご飯以上に美味しいと思うものなんて、ないし…」


…ん……、


そこで、私のコトバが途切れた、のは。


急に叶夢さんが、私にくちづけたから、で。


その、あまりの激しさに、呼吸さえ忘れてしまうほど。


またしても、はぁはぁと、あがってしまった、息。



「…もう…ッ…か、む…さ…」


言いかけた、私のコトバはまたも、叶夢さんのくちびるに、絡み取られてしまう。