ひとたらしどうし

思い付いて、まっすぐに、叶夢さんを見つめる。


「いつも、どんなときでも」


うん。


叶夢さんの、いつものおだやかな返事に、背中を押されて。


「叶夢さんからの、ちゅーが欲しい、です」


そんな、ストレートな私のコトバを聞いた、叶夢さん、は。


「…だぁーッ!普通、さ?普通は、ですよ?こういう時はなんか、やれ、服が欲しいとかアクセサリーが欲しいとか、なにか食べに行きたいとか、言うもんでしょ?!」


なのに、あなた…


なんて、頭を抱えてしまった叶夢さん、に。