ひとたらしどうし

「どうでもいいことなんかじゃ、ないです!!だってさっきまで、『白石さんは今日、なにを食べるんだろう』って、白石さんのことだけをずっとずっと考えてたからッ!!」


「……、」


「……、」


またも続く沈黙に、コトバをなくしてただ、見つめ合うことしか出来ない。


手が繋がれているために、少し離れることさえ出来なくて。


今までとは、比べ物にならないくらいの距離感に思うのは、ほんの少しの恥ずかしさと、大きな喜びと安心感。


触れてしまえばきっと、ひりひりとした熱さなんだろうなと、勝手に思っていたけれど。


そんなものとは真逆の、やさしいてのひらの、熱さ。