ひとたらしどうし

私を見下ろしている、叶夢さんのまなざしは。


痛いほどに、妖艶、で。


でも、怯まずに、怖がらずに、見つめ返したその、目の色は。


不思議と、やさしくやわらか、で。


恐怖心など、微塵も浮かんではこない。


私の挑むような気持ちは、叶夢さんの気持ちに当然のように、絡み合う。


これからはじまる、ふたりきりの時間。


絡んで、上になったり、下になったり。


お互いにお互いを、刻み付けるのだ。


誰かにもし、邪魔をされたって。


叶夢さんと私は、離れたり、しない。


決して。