ひとたらしどうし

むさぼり合うような、くちづけが続いて。


気絶してしまうと、カラダが勘違いをしてしまうほど。


その腰に、思わずすがり付いたら、間髪いれずにカラダごと、私を支えてくれた叶夢さん。


そのまま、私を横抱きに抱き上げた。


その衝撃で落ちた、私の、右足の靴。


ふふ。


叶夢さんの笑い声が、頭の中に響いた。


ベッドルームへ続く廊下で、残っていた左足の靴が脱げて。


振り返った叶夢さん、は。


「これでもし、迷ったとしても、ちゃんと帰れるね」


廊下に転がる、靴を見て、言う。