ひとたらしどうし

くちびるとくちびるが、触れる。


永い時間。


いや、一瞬だったのかもしれない。


赤信号。


永遠ではないとわかっているから、尊くて、キラキラと、輝くのだ。


その、瞬間が。


決して色褪せたりしないように。


願いながら、再度、くちづけをおとした。


叶夢さんの。



叶夢さんだけの。


私だけの。


くちびる、へ。