ひとたらしどうし

宣言通りに、赤信号で停まった車。


その瞬間を逃すもんか。


我慢できない気持ちを、ずっとずっと、引きずっていた私の想いを舐めないで欲しい。


私だって、やるときゃやるのだ。


その、ごつごつとした横顔を、ずっとずっとこちらに向かせて見せる。


他のものを。


いや、違う。


他のひとを。


その目の奥まで映すことを、赦さない。


それは、私の。


私だけの特権、だから。