ひとたらしどうし

我慢できるはずなんて、なくて。


むしろ、我慢なんて出来ないのは、私の、ほう。


羞恥心など、どこかへ行ってしまえ。


羞恥心なんて、いらない。


振り払うための、ちいさなおまじない。


運転中の叶夢さんの、うでまくりの袖をそっと、引いた。


ん?


一瞬、私を見て、微笑んだくちびるの端っこの角度、だけ、で。


すべての。


私の中のすべての、ちいさな恥じらいのココロなど、


もう、どうでもよくなって、しまう。