ひとたらしどうし

とんとん。


叶夢さんが、自分の頬を人差し指で軽く叩いている。


それは、つまり。


ちらちらと、私を見ている叶夢さんと目があって。


…どう、しろ、と…?


思わず固まっていたら、


「あれー?さっきはあんなに積極的だったのに、おかしいなー?」


わざとらしく、首を傾げる叶夢さん。


これはもう、からかわれている。


確実、に。