ひとたらしどうし

考える前にもう、行動に移している。


繋がった、私と叶夢さんのてのひら。


ゆっくりと持ち上げて、叶夢さんの手の甲にくちづけた。


思わず、リップノイズが響いて、行動に移してしまってから、急に恥ずかしさが襲ってくる。


運転の合間に、ちらちらと私を伺っていた叶夢さん。


「…まぁたまた、キミは…」


煽るだけ煽っといて、恥ずかしがるなんて、どーゆー神経してらっしゃる?


部屋に入ったら、覚えとけよ?


叶夢さんの低い声が、頭の中に響いた。