まだ、隣でころころと、笑い続けている、叶夢さん。


さすが柚ちゃんだわー。


オレの目に、狂いはなかった!!


いやー、しっかし、見事だったなー。


もう、お見事ですよ。


あー、もうッ!柚ちゃん、好き!大好き!!


お決まりの白い歯をこれでもか、と見せつけながら、尚も笑っている、叶夢さん。


私のほう、こそ。


私のほう、が。 


ひとつの決意を決めて、叶夢さんの手首を握った。