ひとたらしどうし

数メートル、後ろに立っていた、彼女。


2歩、3歩、と、叶夢さんと私に近づいてくる。


そんな彼女に気がついた、叶夢さんは。


「柚ちゃん。彼女、は…」


「こんにちは。はじめまして。高崎めぐみ、といいます。…か…、白石さんとは学生時代の友人なんです」


叶夢さんのコトバを遮って、悠然と微笑んだ、高崎さん。


叶夢さんは、ちゃんとここで、高崎さんの目の前で、説明してくれようとしたのだ。


高崎さんが、前に付き合っていたひと、だと。