ひとたらしどうし

スーパーのエリアを出て、車を停めている駐車場の方向へ、歩く。


途中に、さっき通りすぎたジュエリーショップがあって。


その前を通りすぎるときに、叶夢さんが私を見た。


その瞳は、いたずらっぽく笑っていて。


でも、もう。


さっきのように、「寄っていかなくていいの?」なんて、聞かない。


こうして、ふたりの想い出が。


ふたりきりの想い出が、増えていくんだな。


それは、これからも続いていくんだろう。