ひとたらしどうし

「…あ、あのぅ…過保護すぎませんか、ね…?」


鏡越しに、叶夢さんに問いかけるも。


「過保護?違う違う、オレ、柚ちゃんの親御さんじゃなくて、カレシだから」


えっへん。


そんな文字が空中に浮かんでいそうな、叶夢さんの表情が可笑しいやら可愛いやらで、思わず吹き出した。


「あ!また、柚ちゃん笑ってるー」


笑い事じゃないからね?ひとたらしな上に、こんなワンピース着ちゃったら、いろんなヤツが寄ってくっから!!


はい!ということで、他の探そー、おー!!


号令のような叶夢さんの掛け声に、ピンク色のワンピースをラックに戻した。