ひとたらしどうし

びしっと、私の膝を指差した叶夢さん。


もいっかい、ワンピース当ててみて?


そんな叶夢さんからの命令に従って、もう一度ワンピースをカラダに当ててみる。


ほら。


私の後ろから、両肩に両手を置いて、鏡の前に移動させた叶夢さん。


「膝、見えちゃいそう」


「……、」


押し黙った、私。


「ね?見えちゃだめでしょ、膝は」


当然のように言ってのけた叶夢さんをただ、見つめた。


「……、」