ひとたらしどうし

てのひらとてのひらが繋がっていて、そのてのひらを叶夢さんが、引いてくれるけれど。


不思議と、歩くスピードや歩幅はぴたりとそろう。


「叶夢さん。こんなに足の長さが違うのに、歩くスピードが揃うのって、歩きづらくないですか?」


ほら。私の1歩が叶夢さんの半歩もないくらいじゃないですか?


「…あはは!そんなことないでしょ。もうッ、いちいち柚ちゃんの発言は面白いなぁ」


ま、そんなとこも好き、だけど、ね?


にこり。


私を見下ろしてまた、あの笑顔。