ひとたらしどうし

荒い息づかいは、叶夢さんのものなのか。


それとも、私のものなのか。


はたまた、お互いのものなのか。


ふたりきりのちいさなベッドルームの中では、混じりあってしまって、判断がつかない。


きっと、お互いのものなのだろう。


思いながら、なんとか息を整える。


そっと、隣をうかがえば。


「……あー、オレ、おじさんかも…」


はぁはぁ、言っちゃってるよ。


枕に顔を埋めて、叶夢さんが言っている。