ひとたらしどうし

つづけて鳴る、雷。


幾度目かの、大きな雷の音のあと、大粒の雨が落ちてきた。


雨粒がコンクリートに跳ねるほどの大雨が、瞬く間に全身を濡らしてゆく。


「柚ちゃん、大丈夫?!」


雨音にかき消されそうになる、叶夢さんの私を心配する声。


「大丈夫です!!」


顔を寄せ合わないと聞こえない、お互いの声。