ひとたらしどうし

暗くなった歩道を、叶夢さんと手をつなぎながら歩く。


どんなに暗くなったって、叶夢さんが手を引いてくれたら、怖いものなどなにもない。


いつの間にか、つながれた右手と左手は大きく振られている。


まるで小学生みたいだな。思いながらも、うれしさがこみ上げる。


ふふ。思わず声が出る。


「おっ、どした、どした?」


いつもの語尾が上がる、叶夢さんの「どした?」が、耳に心地良い。