ひとたらしどうし

テーブルの上のごはんは、すっかり冷めてしまった。


でもそれだけ長いあいだ、キスしていたんだな。


なんて無意識に考えて、ひとりで赤面。


やだ、私、コイスルオトメだ、完全に。


ふっ。


今度は私が笑うほう。


「あー、ほら、また。なにが可笑しいんだい」


胡座をかいた自分の腿にひじをついて、その先の手首で頬杖をついて、私を見つめる叶夢さん。