ひとたらしどうし

ふふ。


ゆっくり目を開けたら、おだやかに笑う叶夢さんがいて。


お互いに見つめあったら、シアワセが、弾けた。


ふふ。


ふふふ。


わかり会える相手の目の中に、自分が映っていて。


大切にしたいと願うひとがそばにいてくれる事実は、どんなものよりも尊いと、思う。


「さ、ごはん作ろっか」


そんな叶夢さんからの号令。


差し出してくれた右手にすべてをゆだねる、シアワセ。