ひとたらしどうし

「…だって、好きなんだもん。大ッ好きなんだもんッ!!」


「…おおッ…みー、ミートゥー…」


そんなんじゃッ!足らないッ!ちっとも伝わらないッ!!


仁王立ちを、かました私に。


「…す、好きです~!好きに決まってますー!!」


私に負けず劣らずの、叶夢さんの大声。


「まー、でこぼこさんのコンビでステキねぇ」


明後日の方向から掛けられた声。


振り返ったら、そこにはまさに、身長差がある、おばあさんおじいさんカップルの姿があって。


声を掛けてくれたおばあさんがにこにこしている。


そのおばあさんとおじいさんの右手と左手は当たり前のように、繋がれている。