ひとたらしどうし

夏と秋のあいだの、午後4時過ぎは、明るさと気怠さを纏っている。


ほんとうは、もっと早い時間から叶夢さんに会いたかったけれど、ふたりとも夜勤明けで。


寝る時間と、会う時間を天秤にかけた、ぎりぎりの時間で。


それでも45分早まったから、正確な約束の時間は5時だったのだけれど。


会いたくて会いたくて、待ち切れなかった45分。


それは、お互いに、で。


たかが45分?


いやいや、こんなにもお互いがお互いを欲していた、45分。


1時間でも30分でもない、半端な45分。


なんだかそれが、ほんとう会いたくて会いたくて堪らなかった気持ちを表しているようで。


素直にただ、うれしい。