ひとたらしどうし

「どした、どした?どしたー?」


叶夢さんが、運転しながら私に問いかけた。


「…え?どうかしました…?」


問いかけ返した、私、に。


「なんか、不安そうだから」


「……、」


どうしてこうも、的確なんだろう。


私よりも、私のことをわかってくれるなんて。


「もし、あのー、何か、嫌だったら、無理しなくていいからね?今日はこのままどっか外でごはん食べてもいいし」