ひとたらしどうし

こうして、形は無くなってしまったとしても、想い出はしっかり残って、ココロに刻まれるのだ。


無くなってしまうことや、忘れてしまうことを怖がっていたけれど。


叶夢さんとなら、越えて行ける気がする。


おだやかに、にこり、と笑ってくれる笑顔や、


力強い、てのひらの熱。


痛いほどのキスや、感情。


そんなことを、つらつらと考える。


汗をかいている、アイスティーのグラス。


そっと持ち上げたら、てのひらの熱を冷ましてくれた。