ひとたらしどうし

カラトリーのコーナーは、色の洪水みたい。


マグカップや、スプーンやフォーク。


色も形もかわいらしいグッズが並んでいて、ココロが踊る。


そのなかで、目が釘付けになった、もの。


「おぉー、キレイな色だねぇ。どれが欲しいの?」


当たり前のように、叶夢さんが言ってくれたけれど。


「大丈夫です。ちゃんと、自分で買います」


叶夢さんも、他のとこ見ててください。


「そ?わかったよ」


叶夢さんが離れたタイミングで、いそいそとレジへ向かった。