ひとたらしどうし

「はいはい。ところで。そんなかわいい柚ちゃんに、プレゼントがありまして」


気に入ってくれたら、うれしいんだけど。


だって、これからまだ、たくさん歩いて、カフェでお茶もしたいから!

ってか、お茶、したい!!


言いながら、叶夢さんが後ろ手に隠していた紙袋。


そこから、叶夢さんが、まるでマジシャンみたいに取り出したもの。


「…わ、かわい、」


思わず漏れた、私の声にゆるり、と笑ってくれたのは、誰でもない叶夢さん、で。