オープン間際のアウトレットパークは、平日だと言うのもあって、思いの外空いていた。
あわよくば、叶夢さんと手を繋いで歩きたいなんて言う、私の願望は、なんなら車を降りた瞬間から、もれなく叶う。
車を降りようと、運転席側のドアを開けた叶夢さんは、「ちょっと待ってて」。助手席側のドアを開けようとした私に、そんなふうに声をかけてくれた。
そのまま、私が座る助手席側に回ってきた叶夢さんは、ドアを開けて当たり前のように、「ほら」右手を差し出してくれた。
車から降りるために、手を貸してくれたんだと思ったのに。
「ほら、立ち位置こっちだ」
ふふ。
一瞬、両手同士を握った叶夢さん。
向かい合わせで、にこり、として。
いつもの、叶夢さんの左手に私の右手が収まった。
・
あわよくば、叶夢さんと手を繋いで歩きたいなんて言う、私の願望は、なんなら車を降りた瞬間から、もれなく叶う。
車を降りようと、運転席側のドアを開けた叶夢さんは、「ちょっと待ってて」。助手席側のドアを開けようとした私に、そんなふうに声をかけてくれた。
そのまま、私が座る助手席側に回ってきた叶夢さんは、ドアを開けて当たり前のように、「ほら」右手を差し出してくれた。
車から降りるために、手を貸してくれたんだと思ったのに。
「ほら、立ち位置こっちだ」
ふふ。
一瞬、両手同士を握った叶夢さん。
向かい合わせで、にこり、として。
いつもの、叶夢さんの左手に私の右手が収まった。
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