ひとたらしどうし

待て待て待て待て。


俯瞰で見たら、この状況はとてつもなく、恥ずかしいのでは…?


意識をしてしまったら、一瞬で顔が赤くなるのがわかる。


「ほら、もうちょっと飲んで」


自販機の淡い光しか届かない車内だから、頬の赤さには気づかれていないみたいで、ほっとする。


どした?ほら、くち、あけて?


そんなやさしい命令に、抗うことが出来ずにされるがままに、白石さんの手に握られているペットボトルから、水を飲む。