ひとたらしどうし

繋がっている、私と白石さんのてのひら。


ふいに引かれて、少し、戸惑う。


そんな私の反応を楽しむような、少年の、目。


くるくると変わる、その表情にまた、見とれる。


いい?いくよ?


また、少しあがるまぶた。


「……?!」


驚きを持って、白石さんを見つめる。


私と白石さんが横並びで座るテーブル。


その間に、繋がったままのてのひらが置かれている。


なんでもないことのように、前を向いた横顔。


…また、見とれる。